消化器外科に再就職するブランクのある子育て中の看護師

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消化器外科に再就職するブランクのある子育て中の看護師

出産・育児のために看護師の仕事を離れ、子育てがひと段落したから再就職したいと思っている人はたくさんいるでしょう。しかしその再就職には「保育園から呼び出されたらどうしよう」「仕事と子育て両立できるかな」「行事の休み、もらえるのかな」などの悩みは尽きません。

看護師は人材不足が慢性化しており、再就職するのには困りません。しかし再就職先の病院を選択する時に間違ってしまうとまた退職することになるかもしれません。また子育て中の看護師であれば、勤務中の呼び出しがあり早退しなくてはいけないことも考える必要があります。

ここでは出産・育児のために看護師の仕事を離れた子育て中の看護師にスポットを当てていきます。

ブランクのある看護師が消化器外科へ再就職するお話

祥子（29歳）は26歳の時に出産・育児のために前病院を退職していました。今回、子供が大きくなり保育園に入園するのをきっかけに再就職をしました。再就職先で配属になったのは消化器外科病棟です。前病院でも消化器外科の同僚からは「毎日手術があって大変だよ」と聞いていたので「大丈夫かな(´･_･`)」と不安を持っています。

再就職して２週間が経ったある日のことです。同僚の嫌子（42歳）から

嫌子「祥子さん、保育園から呼び出しだよ。また抜けられるの困るんだけど|дﾟ)いない分、カバーするの私たちなんだからさあ」

祥子「すみません」

子供が発熱したからお迎えをお願いしますと連絡が来た祥子。師長に事情を説明し、すぐに迎えに行きました。しかし職場のことを考えるととても憂鬱になります。「やっぱり子育てをしながらの勤務って難しいのかな…(´･_･`)」と悩みながら次の日に出勤をすると…

嫌子「子供は大丈夫なの？全く、人がいないんだから気を付けてよね|дﾟ)」

祥子「すみません…((+_+))」

そこへ師長の尊子が来て「嫌子さんだって昔はそうだったでしょ。自分のことを棚に上げて祥子さんに当たるのは間違っています。子供は具合が悪くなるものなんだからその時はお母さんがいないとだめなのよ、ね、祥子さん('ω')」

嫌子は納得できないような感じでしたがその場から離れました。しかし周りの同僚看護師からは「お互い様なんだから遠慮しなくていいんだよ」「私も結構休みもらっているけど、やっぱりお母さんが１番だよね」「ここは子育て中の人が多いから皆が嫌子さんみたいに考えていないから大丈夫」と声を掛けてくれました。

祥子はここに再就職して良かったと感じ、また誰かが休んだ時や早退しなくてはいけない時には代わりにできるだけ頑張ろうと心に決めたのです。ちなみに嫌子も話をしてみると子育てをしながら夜勤をしているくらいバリバリの看護師で、悪い人ではないことが分かりました。

そして子育ての悩みを相談できるようになるくらいの関係になりました。

消化器外科に子育てのため１～5年程度のブランクがある看護師が再就職した場合

急な呼び出しの時も快く送り出してもらえるようにしましょう

男性看護師も多くなってきましたがまだまだ女性看護師が多い環境です。女性は妊娠や出産、育児により一度病院を離れる看護師も多くいます。そして祥子のように保育園に入るという子育てに余裕が出てきたという人達が再就職をすることもあります。

子育て中の看護師は祥子のように勤務中に呼び出しがかかり、他の同僚看護師に気を使いながらも早退をすることも出てきます。そして嫌子のように嫌味を言ってくる同僚看護師もいるわけで…( ;∀;)

もし子育てをしながら再就職をするのであれば必ず周りの協力を得られるように環境を整えましょう。消化器外科では勤務の時に手術患者さんの受け持ちになることもあります。そして受け持ちが手術へ向かう患者さんの準備をする、帰室後の準備をするなどの役割をします。

その時に途中で早退しなければならないとなった場合に周りの看護師に「じゃあこれとこれとこれをお願いします」とお願いしてもその看護師も他の手術患者さんを受け持っていることもあります。そうするとその看護師の負担が大きくなってしまい、最終的には嫌子が言ったようなことを言われることにもなりかねません。

自分が出勤している以上は仕事に集中し、受け持ち患者さんの看護は全力で行いましょう。そうすることでもし勤務の途中で呼び出しがかかったとしても皆快く送り出してくれると思います(^^♪

ブランクのため技術面や体力面で不安があるけど…

再就職前には看護雑誌などを利用して最新の看護についての情報収集を行いましょう。消化器外科専門の看護雑誌も発行されています。また新人ナース向けの雑誌も分かりやすくておすすめです(´・ω・`)

新卒の頃から使える看護雑誌は最新の看護についてはもちろん、看護技術に関しても詳しく情報が載っています。また新卒でないと聞けない基礎中の基礎に関してもイラストなどで描いてあり分かりやすいです。

また病院などが主催しているブランクのある看護師向けの再就職セミナーへの参加も勉強になります。また技術演習もありますので、ブランクがあり技術に不安を持っている人は参加してみては(‘ω’)

再就職セミナーへの参加は自分の実技に関しての確認にもなります。情報収集や再就職セミナーへの参加はブランクが10年くらいある人はもちろん、出産・育児のために数年看護師から離れていた人にとっても必要なことかもしれません(´・ω・`)

そして毎日バタバタと過ぎていく消化器外科。手術をする患者さん、手術後の患者さんなど様々なステージの患者さんがいることや緊急手術になった患者さんの受け入れもあり、内科よりも忙しい病棟です。

また看護師は体力勝負である仕事です。チームで患者さん達の看護を行っているため誰かが急に休むことになると他の看護師に負担がかかってしまいます。そのため体力をつけることはもちろん、体調を崩さないように意識をしていくことも必要です。

特に小学校前の子供を子育てしている人は子供がもらってきた風邪などがうつってしまうことも。たかが子供の風邪と思いがちですが、親にうつるとかなりつらいものです。そうならないためにもうがいや手洗いを習慣付けるようにしましょうね('ω')

消化器外科に子育てのために10年近くのブランクがある子育て中の看護師が再就職する場合

子育てがひと段落したことで「また看護師として働きたい」と思い、再就職を検討している看護師の場合は技術に関しての不安が大きくなると思います。それはブランク前に経験が３年以上あったとしてもブランク期間が長く、自分の持っている知識や看護技術が古くなっているためでしょう(。-`ω-)

その場合の消化器外科に再就職しようと思っているブランクのある看護師が再就職先を選ぶ時のポイントは何でしょうか。それはブランクがあってもサポートしてくれるプリセプターのような担当看護師がついてくれる病院を選ぶことでしょう。

消化器外科は手術をする患者さんが多い病棟です。再就職するまでの看護師経験で消化器外科を経験していなければなかなか一員として動くのは難しいと思います('ω')しかしプリセプターがいるだけで安心して働くことができますよね。

消化器外科では手術をする患者さんを中心に看護をします。だからといって「これだけはできないと困る」というようなものははっきり言ってありません(。-`ω-)看護師になるための知識や技術を学校で勉強しましたよね。それができればＯＫ('ω')

そして再就職してから知識や技術の再確認をしつつ、消化器外科に関する知識を付けていけばいいと思います(^^♪しかし注意して欲しいこととしてはわからないまま患者さんと関わらないことです。

もし分からないのであれば必ず同僚の看護師に確認する、自信がない技術などは完璧にできるようになるまでは他の看護師と一緒に行うようにしましょう。消化器外科は手術を行うところであり、術後のドレーン管理など特殊なことがあります。

そしてその管理方法などはその病院や医師によって変わってきます。前に消化器外科に勤務していたとしても、大丈夫と過信しないようにしましょうね(。-`ω-)

まとめ

子育て中の看護師が再就職する場合でも、ブランク期間により「子育てと両立したい」と思っている看護師と「子育てがひと段落したからまた看護師の仕事に集中できる」というパターンになるのではないでしょうか。

また5年未満のブランクでは技術面ではそれほど不安はないかもしれませんが、それ以上のブランクでは知識についても技術についても不安要素が多くなってしまいませんか？

どちらにせよ、再就職する際には子育て中で急な呼び出しでも早退することができるのか、その時の雰囲気は如何なのかということや技術面でフォローしてくれる体制があるのか、もし体調を崩した時に休むことができるくらいの人員配置がされているかなど自分で再就職先を探す時には分からないこともあります( ;∀;)

その時にはぜひ転職サイトを利用した再就職先選択をしてください。転職サイトの就職コンサルタントは私たち看護師では得られない多くの情報を持っています。そのため子育て中の看護師でも活躍している消化器外科や子育て中の看護師をフォローしている病院などの情報も持っています。

そして先に再就職した先輩看護師から病院の中の雰囲気や経験がない人にも新卒のように教えてくれる環境が整っているかなどの情報を得ていますので参考になりますよ(。-`ω-)

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