消化器外科 看護師の役割は、看護技術だけできていればいい訳じゃない！

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消化器外科 看護師の役割は、看護技術だけできていればいい訳じゃない！

今看護師をしていてやりがいを感じていない人いませんか？そのまま仕事をしていても楽しくないし、自分のためにもなりません。

そんな時自分の役割って何？って聞かれたら答えられますか？それとも私の役割って何だっけ？と悩んでしまう状況ですか？

どちらにせよ、そんな時に一度、違う診療科を考えてみてはいかがでしょうか。内科ならガラッと変わる消化器外科なんていいかもしれません。

ゆっくりと時間をかけて関わることができる内科も良いですが、短期間に急性期から退院まで関わることができるのは消化器外科です。

自分の看護師人生の中でもとても勉強になります。またチームの大切さを知ることもでき、きっと病棟での自分の役割を見つけて楽しく仕事ができますよ！

悩んでいる方がいたらぜひ、消化器外科ならではの楽しさややりがいを経験してみて下さい。

消化器外科 看護師の役割は医師に対して体調や心理面の不安などをしっかりと伝えること

消化器外科では主に手術前後の方が入院されています。そのため、手術前の体調の変化はもちろん、手術に対する疑問や不安を解消できているかをコミュニケーションを通してしっかりと把握します。

そしてその疑問や不安が手術前に患者さんはもちろん、家族に対しても解消され、安心して手術に臨めるように医師からの説明の機会を持てるように調整役を図ることが大切な役割になります。

また、手術前後の体調の管理を行い、何か変化があったら伝えることも大切です。医師は看護師と違って24時間患者さんを診ていません。そのため、医師が関わっていない時間帯のこともイメージできるように具体的に伝えます。

少しのことでも事細かに伝えることが大切な役割です。しかし伝言ゲームのように内容が変わってはだめですよ。

もしも患者さんが手術後に不穏になってしまったことを具体的に伝えないとその看護師のつらさは伝わらず、医師からは「大変だね～」としか言ってもらえません。

そうすると医師に伝えるという役割は失敗です。若干、周りの同僚から「もっと強く言いなさいよ！」と怒られることもしばしば…

そのような状態になってしまったら「イラッ」としますよね。「先生が寝ている間に私たちはこんなに必死になっていたのに！！」と思ったら医師に事細かに伝えましょう。

消化器外科 看護師の役割は患者に対しては安心して手術を受けることができ、元気に退院してもらうようにお手伝いをすること

消化器外科では手術を目的とした患者さんが多くいます。手術も小さいものから大きなものまで様々です。

どんな手術であっても不安なく受けることができ、術後の合併症を起こすことなく元気に退院してもらえるように心身ともに手助けをすることが役割になります。

身体面では手術前の体調管理から手術の前準備、手術後は術後の体調や機器、ドレーンなどの管理を行います。24時間一緒にいる私たちが医師の代わりの役割をします（完全な代わりではないですよ）

その時に体調の変化を確実に発見し、早期に対処できるようにしなければなりません。そして大きな処置が必要なくらいの異常でも少しの苦痛で済むようにする大切な役割をしています。

食道がんなどの大きな手術の時、人工呼吸器を装着したまま術後管理に入る患者さんがいます。その時の呼吸器管理はとても恐怖で、「絶対受け持ちたくない」と思っていました。

人工呼吸器の管理もそうですが、術後は少しの観察不足でも大きなトラブルや合併症になることもしばしばです。早く元気になるためには看護師の観察能力が必要になります。

心理面では、手術に対して不安が軽減するように普段のコミュニケーションから気持ちを汲み取っていきます。「不安がありますか？」とストレートに聞いても相手が話をしてくれたことはあまり経験上ありませんでした。

やはり手術前に入院してきた時からのコミュニケーションの取り方や関係の構築の仕方で患者さんの気持ちをとらえられるかが決まります。

患者さんのことはもちろん、家族に対しても同じように不安が軽減できるようにしていかなければならないので、家族との関係性を作り上げるのも大切な仕事になります。

また医師をなだめたり家族と相談できるように調節したりなど医師の秘書的な役割もあります。

そして医師と患者さんや家族の橋渡し役が消化器外科の看護師としての大切な役割になります。

消化器外科 看護師の役割は理学療法士に対しては呼吸器の合併症のリスク管理をすること

術後に人工呼吸器を付けたまま術後管理になる患者さんは痰が溜まりやすくなるなどの呼吸機能の低下が生じる場合もあります。

また高齢の患者さんの術後の場合でも呼吸器が付いていなくてももともとの呼吸機能の低下により肺炎などのリスクが高くなってしまいます。

そのような時に理学療法士が看護師と一緒に専門的な呼吸機能のリハビリを行ってくれることで術後の肺炎の予防などを行うことができます。

看護師はその合併症を起こさないように観察やケアを行うという役割をしています。

この観察やケアは入院前から行っています。術前検査の中の呼吸機能検査の結果を見て、リスクが高そうな方は術前から専用の器械を使って呼吸機能を高めています。

その時にしっかりと指導でき、患者さん自身が理解できたかによってリスクは変わってきます。

そして看護師は呼吸機能の状態をしっかりと確認し、術後リスクが高そうな患者さんに対しては術前から理学療法士と一緒にアプローチしていく役割を持っています。

消化器外科 看護師の役割は同僚看護師に対して言わなくても気付くようにする

消化器外科は何度も言っていますが手術がメインになる診療科目です。そのため、内科とは違いすべてのスピードが速く回るような気がします。

そのような時にいちいち「～して欲しい」と言わなくても何かあった時に自分の役割を見つけて手伝ってくれるような意識をして欲しいなと思います。

常に上に立つリーダーという役割ではないのですが、全体を見渡すことができるような役割もあるので視野が広く持てる人はおすすめです。

これは消化器外科の看護師だけではないのですが…。

術後に病棟に帰って来た場合、モニターを付ける人や呼吸器とつなげる人、様々なドレーンを確認する人などなど術後はすぐにたくさんの人出が必要になります。

私がいた病棟では何も言わなくても術後患者さんが戻ってきたと気付くとチームなど関係なくできることをそれぞれが行ってくれていたのでスムーズに家族と面会できるようになっていました。

やはり手伝ってもらうことは嫌なことではないですよね。（そこはそうじゃないよ…と思うこともありますが、命に関わることでなければ後でこっそりと直していました）

自分でも意識して、できることを手伝っていました。

まとめ

消化器外科では手術がメインになります。そうした時にはやはり気配りができるような人がいるととてもやりやすいです。

また気配りができるような人は人との関わり方も上手であることが多いので、患者さんや家族とも良い関係を作ることができるでしょう。

手術を無事に終え、元気に退院していく姿を見て、「あの時話を聞いて先生との話し合いをしてもらって良かった」と感じることもできます。

消化器外科は患者さんの異常を察知することができる観察能力と周りの人とのコミュニケーションをしっかりと取ることができる人におすすめです。

また秘書的な役割ができる人、他の人の動きまで把握できるようなリーダー的役割を今までの人生で経験した人、医師を「よいしょ」して嫌な気持ちをさせずに盛り上げてうまくコントロールできる人はぴったりかも！？

もし、今違う診療科で看護師をしているけど慢性疾患ばっかりで正直つまらないなとかゆっくりとした雰囲気が合わないとか感じている人がいたらぜひ消化器外科を考えてみて下さい。

また患者さんの話をゆっくり聞きたいけど今の職場は忙しすぎて聞けないなあと思っている方もきっといますよね。

そして「今の職場での自分の役割って何？」「何のために私はいるの？」と自分の存在意味や役割のなさに悩んでいる方もいますよね。

今の仕事に悩んでいる方、一歩踏み出してみたい方ぜひ消化器外科を経験してください。

自分の病院には消化器外科がないよ、もっと給料が欲しいなと思っている方は転職サイトを見てみて下さい。自分と同じキャリアの方でももっと稼いでいる方がいるかもしれません。

もしかしたら今の勤務条件より良くて給料もいいところがあるかもしれません。自分で探すのはとても大変です。

働きながらならもっと大変です。でも転職サイトであれば自分に合う良い条件のところを見つけてくれます。

自分はこういうことはしたくないというわがままのような条件も親身に聞いてくれます。是非、一度相談してみて下さい。

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