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消化器外科 看護師は夜勤がきついから体調崩すでしょ?

看護師をしていて疲れを感じるのが夜勤です。3交代や2交代など病院によって夜勤の体制は様々ですが、普段寝ている時間帯に勤務をするというのは人間の生体リズムから見ても外れていることなのです。

そのため夜勤中に眠くなることは当たり前であり、仮眠を取ることは疲労感の解消のためにも必要なことなのです。それなのに夜勤中忙しく仮眠が取れないまま働いていたらどうなってしまうのでしょうか。

そして夜勤回数の調査結果も出ています。自分の今の状況と比較してみて、「もしかしたらうちの病院、他の病院よりきついのかも」と感じたら転職も一度考えてみてはいかがでしょうか。

消化器外科看護師は2交代夜勤で仮眠が取れずに、きついのか?ある病棟の夜勤から見てみましょう。

ある夜の消化器外科病棟のナースステーション。この日は大きな予定の手術がなく、明日退院する患者さんも多く落ち着いている夜でした。2交代夜勤であるため、仮眠をいつもは3時間程度取れるように組まれています。

この日の夜勤はいつも夜更かしをしていて夜には強い小夜子(26歳)と夜は毎日9時に寝ないとつらいアラフォーの夢子(35歳)の2人です。小夜子が0時の見回りを終えてステーションに戻ってくると夢子がうとうとしていました。

小夜子「夢子さん、今日は落ち着いているから先に仮眠してください。私はまだ眠くないし。」

夢子「サンキュー。ちょうど眠かったんだ。何かあったら私のPHS鳴らしてね。」

しばらくはナースコールもなく静かでした。2時に定時の見回りに行った際、ある部屋の患者さんが苦しそうにしているのを発見。すぐに対応しなければと思い、夢子のPHSを鳴らしますが全く出ません。

仕方なくナースステーションに戻り夢子を叩き起こして対応したのですが症状が落ち着いた患者さんから「あの時看護師さんが私を置いて出て行ったから不安だったんだよ~」と言われてしまったのです。

このような夢子のように昼型の人間にとって夜勤はとてもきついものです。また小夜子のように夜型であるとしても何かあった時に一緒の勤務の人が寝たら起きないと言った状況の中では急変時に困りますよね。

そしてこの夜勤の後、夢子が「何で起こされなきゃいけなかったのよ!」と理不尽な怒りをぶつけてきたと小夜子が困っていたそうです。

「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」(日本看護協会)について2交代・3交代夜勤について考えてみました。

看護師にとって最もつらい勤務の夜勤

人間は生体リズムが決まっているため、そのリズムから外れてしまうと身体の中のバランスが崩れてしまいます。このリズムをサーカディアンリズムといい、1日の中で睡眠と覚醒をバランスよく保っているものです。

そして夜は体温が下がり眠くなり、昼間は逆に体温が上がり身体が活動的になると言われています。そのため、夜に眠くなるのは自然なことであり、夜勤中に眠くなることは当たり前のことでもあるのです。

しかし医療を24時間必要としている人が入院するのが病院です。そのため、看護師は交代しながら24時間、確実に患者さんを見守る体制を作らなければなりません。サーカディアンリズムに反した夜勤を行うことは眠気を誘い、集中力を欠けさせる原因でもあるのです。

夜間に効果的な仮眠は2時間

3交代制の夜勤をしている看護師は仮眠がありませんが、2交代をしている看護師は仮眠が義務付けられています。しかし病棟の忙しさや人員体制によっては決められている仮眠時間をすべて消化できずに仮眠時間の一部だけまたは仮眠なしというような状況のところも多いのが現実です。

今回の日本看護協会の調査では、夜勤中に2時間仮眠をした場合は夜勤中の疲労感の回復と共に、夜勤後の疲労回復にも繋がるという結果が出ています。またサーカディアンリズムに合わせて3時から6時の間に仮眠をとると最も効果的であるとも言われています。

夜勤中の仮眠が60分であっても夜勤前の睡眠を180分取ったのと同じくらいの効果があるとのことです。「忙しくて仮眠が取れない!」と思っている方も協力し合って短時間でもいいので横になる時間を取りたいものです。

月の平均夜勤回数は二交代は 4.5 回だそう

この日本看護協会の調査の中では夜勤の平均回数についてのデータも示されています。小見出しにも載せましたが、2交代では4.5回となっているそうです。

平均だけを見ているとまあまあの回数なのかなとは思いますが、実際はこれ以上に夜勤をしている看護師もいるわけですよね。またこの平均データをもう少し掘り下げてみた場合を見てみます。

日本看護協会では夜勤のガイドラインを出しています。2交代の場合はガイドラインでは「4回」ですが、4回以上の割合は57.2%となっています。2交代の約半数以上はガイドラインに沿っていない回数での夜勤を行っていると言えます。

三交代の場合は 平均7.8 回の夜勤をしている

3交代の場合の夜勤回数の平均は7.8回ですが、8回未満と8回を合わせると59.9%、8回以上は34.5%となっています。日本看護協会では夜勤のガイドラインによると、3交代の場合は「8回」を基準としていますので、約6割はガイドラインに沿っていると言えます。

しかし逆に考えると約35%の人が8回以上の夜勤をしているということになりますよね。月に夜勤が8回以上もあり、さらに日勤もしているとなると身体の疲労も精神的な疲労も大きくなると考えられます。

若い時に「夜勤をたくさんして稼ぎたい!」という思いなら身体がきつくてももしかしたらいいのかもしれませんが、正直若い人しかできないと言えそうです。そうすると病棟自体若い人ばかりになり、ベテランが少なくなっていきそうです。

消化器外科看護師はどうして、夜勤がきついのでしょうか?

手術患者さんがいると休めない

手術患者さんは、手術の大きさにもよりますが状態観察を定期的に行います。手術後は状態が変化しやすく、急激な出血などの危険もあるためです。大きい手術や人工呼吸器を装着したまま帰室される患者さんがいる時は30分に1回は必ず観察に行きます。

私は「見ていない間になんかあったら怖い」と思いつつ、かなりの頻度で訪室し観察をしていました。ベテランになればそんなこともなく決まった時間に観察をしても不安にはならないとは思いますが…

また消化器外科では昼夜問わず緊急手術の可能性もあります。そのため、夜勤の時に緊急手術になることもしばしばありました。そして夜勤の手術ではほとんどの人が人工呼吸器を装着したまま帰室されていました。

そのため、通常業務に加えて緊急手術の患者さんがいると仮眠どころか座っての休憩すらできなくなる時も。

元気だけど不穏になっちゃう患者さん

消化器外科ではしばしば不穏になる患者さんがいます。特に入院したばかりとか手術後の患者さんでお年寄りの場合はリスクが高いです。お年寄りは入院する、手術をするなどの環境の変化に弱く、なかなか変化についていけません。

この状況になるとベッドから降りる、トイレの場所が分からなくなり床に排尿…などのいろいろなことをしてくれます。見回りの時に発見すると「トイレが分からなくなって…」と切ない表情で話す患者さん。

「大丈夫ですよ~」と明るく返事をするのですが正直な気持ちは「勘弁してくれ~!」です。そんな患者さんもしばらくすると環境の変化にも慣れて普通のお年寄りになり私たちもほっこりとします。

緊急入院も多い!?

夜中に鳴るナースステーションの内線、私にとって夜勤中の嫌なことのTOP3には入るものです。夜間の内線と言えば「急変した人がいるから手伝いに来て欲しい」という依頼や「○○さんがいなくなったんだけどそっちに行ってない?」という内容もあるのですが、「救急外来です。入院をお願いします。」「救急外来です。これから手術になる患者さんがいます」という電話も多々あります。

断るわけには行かないので夜勤の看護師同士で協力し合って対応をします。1つめの「手術患者さんがいると休めない」でも書きましたが、緊急手術の場合は重症であることが多く、その後の観察も大変になります。

余談ですが、この緊急入院によく当たる看護師がいて、その看護師と夜勤をすると必ず緊急入院がありました。何かそういう力を持っていたのでしょうか。私にはその力がなくて良かったと感謝しつつ、この看護師とは夜勤をしたくない(人としては尊敬できるのですが)といつも念じていました。

3交代夜勤でも同じく休めない

上記は2交代で考えてみましたが3交代でも同様です。2交代でも3交代でも消化器外科では手術患者さんの看護をすることには変わりがなく、緊急入院もあります。

3交代の場合、病院によっても違ってきますが日勤→深夜という勤務の場合と半日→深夜、休み→深夜という夜勤勤務があります。

良心的な病院では深夜前の勤務を半日ないし休みにしてくれています。また深夜後の勤務を準夜にするか休みにするかで身体を休める時間を多くしてくれています。

しかし日勤をしてから深夜をするという勤務をして、更に夜勤中の休憩が取れない状況では半日や休みからの深夜よりも疲れます。

消化器外科看護師はどうやったら、夜勤がきつくなくなるのでしょうか?

お互いが協力し合う

3交代か2交代かということや、夜勤時の人員配置によっても忙しさは変わってきますよね。しかしお互いに少しでも仮眠を取れるようにするには協力が必要です。例えば、Aさんが仮眠の時間の術後患者さんの観察は代わりにBさんがする、逆にBさんが仮眠の時はAさんが行うというようにお互いに頼れるところは頼るということで少しでも仮眠の時間が取れるのではないでしょうか。

また、術後の観察ではなく、ナースコールもお互いに出るようにすることも仮眠の時間を取るためには必要なことではないでしょうか。

夜勤で行う業務を減らす

夜勤の時に翌日のカルテの準備やら内服薬の準備やらを行っている病棟も多いのでは。特に消化器外科では毎日医師による回診が行われていました。そのため、回診順にカルテを並び替える、バイタルサインの変動が分かるようにしておくなどの業務は夜勤が行っていました。

夜勤は何事もなければ事務作業をする時間もあります。しかし緊急入院や術後患者さんがいる時に関してはほとんどそのような業務はできません。しかし「夜勤は時間がある」というイメージは崩されることがなく、夜勤の業務が増えていくのです。

そのような業務を思い切って日勤で行ってもらいましょう。そうすると夜勤でする業務がなくなり仮眠もとれるようになるはずです。

人員を増やしたら解決するのでは!?

これはまさしく無理難題です。管理者も言われても対処のしようがなく困りますよね。そして「無理って言ってるでしょっ!」て怒られることも間違いなし。正直、現実逃避の解決方法ではないでしょうか。

しかし人員を増やすということは看護師の疲労を減らしてくれます。また時間にも業務にも気持ちにも余裕ができて事故の発生リスクも減らすことができるでしょう。人件費もかかりますが患者さんに安全な医療を提供するためには必要なことです。患者さんの満足度が上がれば病院全体の評価も上がりますしね。

3交代でも同じことをしたら休憩時間がとれるのでは!?

上記3つの内容を3交代の勤務の病棟でも取り入れたら休憩を取り、疲れにくく働きやすくなるでしょう。しかし人員に関しては2交代も3交代に関してもどちらも無理難題。自分たち看護師だけではどうすることもできません。そして管理職も歯がゆい思いをしているでしょう。

3交代のうち、比較的落ち着いているのは深夜です。手術の観察時間の間隔も少し長くなり、他の患者さんも寝ているため静かです。その時に準夜でできなかった業務を行うことで準夜は休憩を取ることができます。

どちらにせよ、2交代3交代の仮眠や休憩に関しては身体面はもちろん、事故を起こすのではないかという不安を大きくするような問題となっています。

まとめ

今回、日本看護協会のアンケート調査をもとに夜勤の仮眠について考えてみました。夜勤の仮眠を増やすには夜勤の看護師との協力や日勤との兼ね合いなど自分たちでできることもありますが、微力です。

人員を増やすことが最も仮眠を取るための効果的な方法なのですが、病院の経営上などの問題で実際にできるかと言われたらできないのではないでしょうか。そのような病院で勤務していても仮眠が取れない夜勤のせいで身体を壊してしまうかもしれません。

また夜勤回数でもガイドラインに沿っていない病院の割合が半数以上になっている事実を知ってどう感じましたか?せっかく看護師として働いているならガイドラインに沿った夜勤回数の方が良いですよね。

そして仮眠が取れない、夜勤の回数が多いという勤務を続けていたら自分の身体もボロボロになってしまいます。

もし今回の内容を読んで「私の病院、ガイドラインを守っていない」「仮眠が全然取れなくて疲れがたまって事故を起こしそう」と感じている人、転職も視野に入れてみては。

しかし働きながらの転職活動は難しいですよね。自分の希望通りの転職先があるのかという不安や、夜勤回数はガイドラインを守っているのかということや仮眠がしっかりと取れるのかということを調べたり直接聞くというのも抵抗がありませんか?

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また自分では聞きづらい夜勤回数や仮眠の状況なども転職コンサルタントが聞いてくれます。ここまでしてくれる転職サイトを使わないで転職するのは時間のムダとも言えます。

転職を考えた際には転職サイトを利用して効率よく自分の希望通りの転職先を見つけましょう!

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執筆者情報

株式会社ドリームウェイ消化器外科 看護師の求人 編集部

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